mamanのお仕事はセラミックで作品を作ること
CMクリエーターの父と絵を描いていた母を見て育ち、アートが身近にあったセラミック・アーティストのMichikoさん。
大学生時代にセラミックを始め、渡仏しても友人のアトリエを借りて続けていました。結婚し、24歳で出産。
バカンス休暇と有給休暇をすべて使って日本にいるお母様の闘病生活をサポートする日々が長く続いたそうです。
4年前にお母様が亡くなられ、勤めていた会社が倒産し、このタイミングで自宅の庭にアトリエを建てました。
パリ郊外サンモール市に、アトリエ『CERAMICHI』を立ち上げて3年目。
陶磁土を用いた食器や花器、オブジェなどの制作をしながら、アトリエにて陶芸教室も主催。
作品のコンセプトは、‘ARTISTIC & UTILITY’。
芸術的なだけではなく、同時に実用的であることによって、そこに人とのコミュニケーションが生まれます。
それが、Michikoさんの表現したい「愛あるライフスタイル」なのです。
日本風でもフランス風でもない、コンテンポラリーな感覚を持ち続ける。これも大きなコンセプトだとか。
これからのプロジェクト
「レストランやホテルその他、人とのコミュニケーションの場に生かされる器づくりを続けて行きたいと思います。
同時に、自分のアートな部分を思いっきり表現する個展の場も持ち続けて行きたいと思っています。
両方のバランスを大切にして行きたいです。」
陶芸教室について
「陶芸は、アトリエや窯、道具等、環境が整っていないと出来ません。
私は自分のアトリエをまだ持たない頃、人のアトリエを借りていました。
制作の場を持ち続けられたということが、精神的にとても救いになり、今に繋がっているということに、感謝しています。
今、自分のアトリエを持つことができたので、今度は、私が、陶芸の場を必要としている人に恩返しをする番だと思っています。
制作を必要としている人に、私のアトリエを提供出来たらという気持ちで始めました。」
photo©manabu MATSUNAGA ↑▶をクリックするとスライドショーが始まります↑
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Michiko mamanの子育ては....
ひとり娘のMayaちゃんは手先が器用で創作が好き。そして動物が大好きな11歳。
ご主人のLauremtさんはアトリエを建ててしまったり、でも実はアーチストなのです。
そしてMichikoさん。3人それぞれが独立している。そんな3人家族です。
子育てでたいせつなこととは?
私は娘のことを尊敬しているんですよ。人間として私よりも上と感じることもあるし。
ただ、まだこどもだから知らないルールとかは私の方が経験があるから教えてあげるということはあります。
なので、ああしろこうしろという事は言いたくないんです。
親の「ことばを聞く」のではなく、親が「どう生きているか」を自分の目で見てこどもは育つのだと思います。
何を「言うか」ではなく、「自分がどう生きるか」を見せる事が教育なのでは。。。。と思っています。
こどもとの生活で何がかわりましたか?
私は家族が大好きで、べったりな時はなるべく離れていたいと言う気持ちが湧いてきたり自分の心のバランス難しかった。
でも、子供を産んで自分中心じゃなくなりました。
うちの場合は、子供だから、大人だからではなく、1対1対1、みんながひとりひとりなんです。
自立した3人が共同生活をしている感じ。
それが、すごく自分に合っていると言うか、それでバランスがやっと保てるようになりました。
周りの人によくビックリされるのが、私と娘の会話。私が娘をたてるし、娘は友達に話すみたいに振る舞うので。
でも、うちはみんなが対等なんだよって説明します。
バカンスの過ごし方は?
夏に日本に2ヶ月帰り、実家は東京なのですが家族の別荘が長野にあるので祖母達と一緒に過ごします。
フランスだと夫の実家がイル・ド・レなので、そこで過ごします。やっぱり私、家族が好きなんですね(笑)
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CERAMICHIをもっと知りたい方は→ www.ceramichi.com
photo by Matsunaga
Manabu
Text by chocolatmag
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kiyo (木曜日, 14 6月 2012 03:55)
感激です。
お互い 頑張りましよう。