フランスの6月は、午後9時ごろまではかなり明るい。
そのせいで日本から来た友人なんかは時間の感覚がおかしくなったりする事もある。
そんな季節、カフェのテラスで過ごす時間も自然と多くなる。私のこの時期の定番は
”パナシェ”というビールをレモネードで割ったもの。
さて子供たちに何飲む?と聞くと”マンタロー”という答え。
何だかおかしな響きのこの飲み物、フランス語で書くと”Menthe à l'eau"すなわちミント水。
ミントシロップをミネラルウォーターで割った飲み物。フランスのどこのカフェにも必ずある。
ちょっと歯磨き粉っぽい味、と最初は少し抵抗があったけれどなれるとこれがさわやかでおいしい。
最近スーパーでこのシロップが数種類チューブに入っているセットを見つけた。
マンゴ、木イチゴ、ピーチ、カシス、イチゴ味等があり、気分でチョイスできるうえ、
甘さも自分で調節できるので早速我が家の定番に。日本へのお土産にも喜ばれそう。
そこで今回のESPACE ENFANTでは”Les 400 coups"を紹介。
パリ19区の人気カルチェJOURDAINにあるこのレストランは週末ゆったりと親子で行くのにぴったりの場所。
11€のメニューアンファンは、メインに仔牛肉団子または、魚のガレット。
付け合わせは、自家製フリット(ポテトフライのことをフランス語で)かライス、それに人参サラダ、
ベトラブ(赤カブ)のスパゲテイーと栄養バランスもOK。
デザートは手作りアイス、サブレ、チョコレートケーキのうち1つ。
そして、飲み物は、10種類ほどあるシロップから好きなものを選べる。
バブルガム味なんていうのもあるけど、一番人気は、イチゴ味なんだそう。
ヴィオレットというすみれの花のシロップがうちの子達はお気に入り。ぜひお試しを。
もちろん、大人のブランチメニュー22€も充実した内容。
まずレモンとケシの実のマフィン、トースト、ジャム、バターのプレート。次にスモークサーモン、
パルメザンチーズとアスパラのフラン、ズッキーニのグリルなすのピューレバジリコ風味のせ等のプレート、
自家製メレンゲ入りフロマージュブラン、温かい飲み物、フレッシュジュースがセット。盛りだくさんでしょう?
子供たちが床で遊べるスペースやベビーチェアーも充実しているので、大人たちはノーストレスでおしゃべりができるといわけ。
人気のレストランになるのも納得。週末特に日曜のランチタイムは予約することを忘れずに。
ウィークデイは、メイン+オードブル又はデザートを選ぶ13.5€のランチが人気。
土曜は夕方から”Une assiette apéro"というアぺリテイブおつまみセットも。
手作りアトリエをしながらの誕生日会や,水曜と土曜の子供用アトリエもオーガナイズしているので、興味のある方は問い合わせを。
Les 400 Coups
12,bis rue de la vilette 75019 Paris
Metro : Jourdain(11番線)
10h00-18h00(土曜のみ21h00まで)/月・祝日休み
tel : 01.40.40.77.78
column by ジャックゴルノー 純子/Jacgorno Junko
アクセサリー・デザイナー/たまにコーディネーター
2007年よりヴィンテージパーツを使用したアクセサリーブランド”j.jacgorno”をはじめる
作品はクリエーターが集まる展示会やマレ地区のブティックCULOTTE紹介
娘二人の母でもある