中村江里子さんとシャルル エドワード バルトさんご夫妻の共通の趣味は読書。
カエルの子はカエル。
6歳半のなつえちゃんと3歳半のフェルディノン君も絵本が大好き。
特にフェルディノンくんは保育園に行くときも、もちろん寝るときも絵本を持ち歩いているとか。
そして、フランス語と日本語のバイリンガルでもある彼らがどんな絵本を読んでいるか?
江里子ママンに教えてもらいました。
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「まずはフランス語のとても大きな絵本LITTLE NEMOです。6年ぐらい前に本屋さんで偶然見つけまし た。基本的にはフランス語の本は彼が選び、彼が読んで聞かせるのですが、この本は二人で選びました。大きさも珍しい41cm×53.5cm、色使いやレトロな イラストもとても気に入っています。子供が自分でペラペラめくって見る絵本というよりは、大人と一緒に大人も楽しみながら読み聞かせる絵本です。小さい男の子NEMOの夢が見開きでお話が完結しています。1906年からの日付が書いてあるので、きっと何かで連載されていたもの?」
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「今、なつえが一番気に入っている絵本が le corps です。ありとあらゆる体のことがイラストと文で書かれています。
なつえはまだ字は読めませんが、私が読んであげると(日本語に訳して内容を伝えます)一度で覚えてしまいます。
例えば妊娠後期のお腹の中の赤ちゃんがお母さんのお腹の中でどんなことをしている?
私のお腹を触りながら”今、ベベはママのお腹の中で指シャブリもするし、おしっこもするし、動くんだよね”と話します。
甘い物を食べた後は歯を磨かないと虫歯になるとか、子供の”なんで?”に答えてくれる絵本です。」
「そして、知人のお子さんが成人したので譲り受けたのがこの”アニメ名作シリーズ”。
日本語は私の担当なので読み聞かせますが、日本の昔話や世界の名作シリーズは私が泣いてしまうことが多いのです。”ママ、なんで泣いてるの?”と聞かれて”だって、かわいそうじゃない”という子供とのやりとりも。
小さい絵本なので持ち歩きに便利ですし、漢字にはルビもふってあるのでもう少ししたらなつえが読めるでしょうね。
二人とも絵本が大好きなので、学校から帰って来て私がキッチンで夕食の支度をしているそばでパラパラめくって見ていたり。
でも、まだ読めないので結局私が読むことになるのですが。
寝る前はもちろん、レストランやヴァカンスへは必ず持って行きます。」
column by 中村江里子/Nakamura Eriko
1969年東京都生まれ
立教大学経済学部卒業後、フジテレビのアナウンサーを経て、フリー・アナウンサーとなる
2001年にフランス人のシャルル エドワード バルト氏と結婚し、生活の拠点をパリに移す。
妻であり、3児の母でもある
現在は、パリと東京を往復しながら、テレビや雑誌、執筆、講演会等などの仕事を続ける
著書に「エリコロワイヤルParis Guide」(講談社) 、「エリコ・パリ・スタイル」(マガジンハウス)
近著に「ERIKO STYLE暮らしのパリ・コラージュ」(朝日新聞出版)と多数