パリは、すっかり秋の風・・・セーヌ川を散歩すると、夕方にはウロコ雲がたなびいています。
フランスに住み始めてからの楽しみは、初夏から秋にかけて出回る種類が多く手頃で美味しい果物。
さすがは、農業国です!子供の頃、両親の休日は夫婦水入らずで出かけることも多かったので、そんな時は、祖母と4人兄妹でお留守番。
料理があまり得意でなかった祖母がいつも決まって作るのは、“ごった煮”と呼んでいた具沢山の肉じゃが。
そして、夕飯の後は、リンゴや梨をむいてくれたり、時には“煮リンゴ“皮つきのリンゴにただ、
お砂糖やハチミツを加えて煮たものですが、素朴で美味しいものでした。
みんなで、お茶を飲みながら、祖母がいろんな昔話をしては、笑っていた・・・秋になると、そんな事が懐かしい味と共に蘇えってきます。
今日は、レーヌ・クロードという緑色の小さなプラムと黄色い甘酸っぱいプラムを使って、シンプルなコンポートを作ってみましょう。
一緒に作ってくれるのは、パリ19区に住んでいるYumaちゃん(9歳)です。
材料 フルーツ 1kg
水 3カップ
砂糖 約150g(お好みで加減してください)
ローズマリー 少々(生でも、乾燥でも)
レーヌクロードとプラムを洗って/レーヌクロードを果物ナイフで半分に割ってたねを取り出します/同じくプラムもたねを出して、4等分に
お鍋にローズマリーをパラパラ入れて・・・/ 鍋に水と砂糖を加えて・・・ /火にかけて、砂糖を溶かします
沸騰したらフルーツを加えて、ひと煮立ちしたら火を止めて・・・/火から下して、冷ましましょう/ガラスの器に盛り付けて、できあがり!
作業の後は、ほっと一息。仲良し兄妹3人(milaちゃん、yumaちゃん、leonくん)で、アニメを見ています。
温かいうちに食べてもよし、冷やしても美味しい!フレッシュ・クリームやヨーグルトを加えてもよし!
秋の味とおしゃべりを楽しんで・・・ボナペティ!
column by はらださちよ/Harada Sachiyo
コンサルタント、メニュー・レシピ開発の他、料理教室、子どものアトリエなど
おいしいごはん活動を楽しんでいる
web Figaro japon でコラム「パリのごはん・暮らし・楽しみ」連載中
http://column.madamefigaro.jp/gourmet/harada-sachiyo/