-007.芽キャベツのグラタン

 

しばらく厳しい寒さが続いていたパリですが、ようやく春らしい兆しが出てきました。まず、マルシェに行くと春野菜に出会えること。そして、時折り広がる澄んだ青空。

 

子供時代を過ごした北海道、春のサインは雪解けの野山にひゅっと顔を出す黄緑の“ふきのとう”。「春の山菜の苦みは、体を若返らせる。」と言って、母は、いつもタラの芽の天ぷらや蕗のとうの酢みそ和えなどを作って食べさせてくれた・・・
芽キャベツの芯の微かな苦みに、そんなことを思い出しました。


材料 2人前
芽キャベツ(choux de bruxelles)15~20個
キンカン(又は、オレンジやゆずの皮)3~4個
エメンタールチーズ  少々

ソース
豆乳クリーム(濃縮した豆乳soja crème、もしくは、生クリーム)大さじ3~4
固形ブイヨン(あれば野菜のブイヨンを)1/2個
お湯     大さじ2
たまご    1個
塩、こしょう

ボウルに洗った芽キャベツを入れ、塩をパラパラ、水を少し入れて、ラップをしてから電子レンジで1分30~2分加熱します/

柔らかくなった芽キャベツを半分に切って・・・ /グラタン皿に並べていきます/ソースを作りましょう。ボウルの中に、たまごを割り入れて、豆乳クリーム、お湯に溶かしたブイヨン、こしょうを入れて良く混ぜます

 

ソースを芽キャベツを並べた皿に流し込みます/上にエメンタール・チーズとキンカンの薄切りをのせて、温めておいたオーブンに入れ、200℃くらいで10分ほど焼きます/やっぱり、アツアツが美味しい。キンカンの酸味が爽やかな春らしいグラタンのできあがり!

 

今日も、ボナペティ!

 

 

column by はらださちよ/Harada Sachiyo
コンサルタント、メニュー・レシピ開発の他、料理教室、子どものアトリエなど
おいしいごはん活動を楽しんでいる
web Figaro japon でコラム「パリのごはん・暮らし・楽しみ」連載中
http://column.madamefigaro.jp/gourmet/harada-sachiyo/