ワケあって2009年10月から家族は沖縄、自分は湘南の自宅に一人でんでいる。
いわゆる逆単身赴任みたいなもの。

何でまた? と周りの人々はその理由を聞きたがる。
説明すると「おもしろいね」、「そんな人生もあるもんですな」、「一番子供がかわいいときなのに」、
「変なの」、 「えっ、別居?」なーんておおむね訝しげな意見が多い。
こちらが逆に「えっ、そんな大変なことしちゃったのか、我が家?」 と思う程の反応が返ってくる。
唯 一、「なんか勇気が湧いたよ! どこへでも行っちゃえばばいいんだ」と理解を示してくれたのが、
パリ在住でこのchocolatmagを運営するM家 。メルシー。

簡単にいうと、娘を湘南の某市認定保育園から、沖縄の英語教育クリスチャンスクール
(いわゆるインターナショナルスクール)の小学部(4歳 児)に入れたのだ。
ちなみに我が家はクリスチャンでもなんでもない。
神頼みはするけれど。

パパは仕事の関係で沖縄には行けない。それでママと娘だけで、沖縄に住むことになった。
それも湘南の小学校に入学するまでの期間限定。
なぜなら我が家は、学費を払ってまで小・中・高校に行かせられるような富豪ではな い。
おおかたの人は、インターナショナルスクールということが鼻につくようだが、
別に金持ちを気取っているわけではないですよ。
実際、学費も湘南某市の認定保育園料を一番高く払っていたときに比べれば安い。
といっても金はかかり、また2カ所の生活を維持するのも、このご時世では経済的に大変かつリスキーだ。

資産のない一般家庭であり、遅い子供であることも考慮し、
一人娘に残してあげられることを考えたら教育ぐらいかなぁ…と。
それも豊かな自然のあるいい環境で学んでほしいと、ママとパパが考えた末の無謀なる挑戦なのだ。
英語というキーワードもママとパパには重要だった(これについては 次回以降に)。
また当初から娘に無理強いする気もなく、とりあえず行ってみて馴染 まないようなら湘南に戻す心づもりでいた。
ところが始めのうちは英語環境に戸惑っていたものの、子供ならではの順応性ですっかり慣れてしまい、
学校に通うのが実に楽しそう。
この半年間で「パパより発音がいい」とママが言うほど (ちょっとムッとするが)、
ネイティブ並に日本人の苦手な「R」や「L」をこなす。
まぁ、よかったのかなぁと勝手に自分を納得させている。

離れ離れの生活は、さびしくないわけがない。スカイプのビデオ通話を通して、家族のコミュニケーション。
これから、遠く離れていても、 アイ ♡ ユーの思いを伝えあう親子のお話をしていきたいと思います。