最近よく見かける動物の頭。インテリア雑誌やブティックのディスプレイ、街を歩けば動物の頭があちらこちらに。
狩人が自分の功績としてリビングに自慢げに飾る本物の動物のではなくて、もちろん作り物です。
我が家も去年の暮れから動物の頭現象が。ノエル前にデパートのアート&ホビー売り場でクラフト紙で出来たトナカイの頭を見つけ、ノエルの飾りとして娘と作ってみる事にした。この商品は好みの柄の紙をペタペタ貼付けてカスタマイズ出来るもの。私はやったことがないけれど、カルトナージュみたいなもの? 同じコーナーにはいろんな色柄の薄紙が選べるようになっているが、好みのものがなく家にある布でやってみることに。トナカイの頭と専用のり、刷毛を買って帰宅。早速制作開始!
私の3箱ある余り布の中から見つけたオフホワイトのフェイクファーと金ラメの布でノエルの気分を盛り上げる事に決定。
分厚いフェイクファーを土台の形に合うようにカットして、のりで貼って行く作業。店で紙をペタペタ貼るデモンストレーションをしていたお姉さんのようには手早く作業が進まず、マヤは途中でリタイア。”もう疲れた。ママ、後やっておいてくれる?もう寝るから。” こういう作業は好きなので皆が寝静まった後、フェイクファーの飛び散る毛と戦いながら夜を徹して完成!!
赤いボールも付けて、赤い鼻のロドルフになりました。
第二弾は、牛。ロドルフくん完成の数ヶ月後、また同じクラフトコーナーで牛の頭を見つけてチャレンジしたのが ”笑う牛:La Vache Qui Rit" そう、クリームチーズでお馴染みのキャラクター、にっこり笑うシュールな赤い牛です。
これも小さい時から食べ馴染んで、思い入れのあるキャラなのでディティールにこだわって、やはり母の手助けが必要となりましたが、最後に額に入れるアイデアで、なかなかの仕上がり。
季節外れのロドルフとにんまり笑う牛は今、我が家のリビングの壁に鎮座しています。これ以上増えると気持ち悪いので、ここで止めておこうと思います。
*MAYAちゃんのお部屋も[パリの子供部屋]で見ることが出来ます。
column
by 多胡 美智子/Tago Michiko
1987年に渡仏。アメリカ人の夫、一人娘とパリ暮らし
衣食住に関するモノ作りが趣味。スタイリスト