-011.Niedereggerのサンタさん

日照時間がグンと短くなり太陽が恋しくて気持ち淋しかったのですが、ドイツ全土がクリスマス・シーズンに突入し、ベルリンの街もクリスマス・ムード一色! もちろん場所にもよりますが、クリスマス・マーケットがあるので夜は美しくて華やかです。

外は、どよ~んとしている天気でも暗くなるとクリスマスの照明が点灯されクリスマス・マーケット内にあるメリーゴーランド等がきらびやかに光るので、不思議な事に空気は冷たくても心だけはポカポカ。

先日、クリスマス・ギフト用商品をチェックしに近所にある老舗百貨店KARSTADT(カールシュタット)のチョコレート・コーナーへ行ってきました。ここは日本でもファンの多いマルチパン (マジパン) の老舗、Niederegger(ニーダーエッガー)の商品がズラリ揃っています。

 

平日でもクリスマス・シーズンだと17時以降の時間帯はプレゼント目的の来客で混み合うため、夕方になる前に早めに家を出ました。まずはNiedereggerが販売するサンタクロースのマジパンがどのような顔なのか確認するため。

... というのがイースター・シーズンに、この会社が販売するイースター・バニーの顔が、本当にこれはウサギなのでしょうか?というレベルだから。微妙にひとつひとつ瞳の大きさが違ったりするので、妖怪のように恐ろしく見えてしまうバニーもあるんです。

しかし、そこはさすがにサンタクロースなので怖い変顔で販売しては大クレームがくる可能性大です。商品は優しそうに微笑んでいる青い目をしたサンタさんでした。

お買い物はクリスマス色が強いものだけ購入する!と出かける前に決めていたはずが、ついついタツノオトシゴ、キノコ、ブタ... おまけに「あざらしの親子」まで買ってしまいました。

寒くなると、ついつい高カロリーなものに走ってしまいがちです。実はこのコラムを書きながらブタとキノコを一気に完食してしまいました。危ない...太る要素がいっぱいの12月、気をつけたいと思います。

Niedereggerのマジパンですが、リューベックまで行かなくてもドイツ各地のスーパーや百貨店等で簡単に購入できます。また、普通のスーパーだと種類は少ないので果物や動物シリーズが欲しい方は百貨店がオススメです!

Column by  藤原恵美 / Emi Fujihara
ベルリン在住、ヴィンテージ雑貨や食器を扱う
DILL objectsのオーナー&バイヤー
www.dill-objects.com