mamanのお仕事はLouison d'orを作ること。
3人のこどもを出産した後に、こどもたちとも一緒にいたい、でも仕事もしたい、クリエイションが好きだし、
家でできる仕事はないかな? と2009年10月にLouison d'orを立ち上げました。
子供服と布の小物のブランドです。
ブランド名の”Louison d'or”は長女のLouison、oは次男のOscer、rは長男のRoméoとこどもたちの名前からできています。
こども頃にこの服大好きだったよね、という服が誰にでもあると思う。
そういう服を作りたい”こどもの頃の想い出”というのがコンセプト。
親も気に入って、こどもも気に入ってくれるような服。
洋服のデザインはシンプル、素材や柄でパーソナリティーを出すのが得意です。
そして、”シルエット”が好きなのでプリントTシャツは毎シーズン登場するとか。
ストックの生地を安く買ったり、イタリアの父に会いに行ったときに問屋街で買ったりするので、珍しくオリジナリティのある物が出来る。
その生地をクリオティの高いビニールコーティングする事によって、丈夫で汚れにくくなっている。
そんな小物達はすべて、こども用品の安全規定をクリアしています。
小物や子供服を買いに来るママン達からの要望で,大人のサイズを展開するこになりました。
Emilieの子育ては.......
とても優しい長男のRoméo君は13歳、フェンシングの達人の次男のOscer君は11歳、太陽のように明るいLouisonちゃんは7歳。
そんな3人のママンでもあるEmilieの子育ては?
子育てで大切なこととは?
Emilie:3点あります。
1)自分に自信を持てる人間になって欲しい。
2)いろんな状況に順応出来るようになって欲しい。
すごい点数が良くても、チャンスをタイミング良くつかめる力がないと人生はうまくいかないと思う。
若いうちからアルバイトをいろいろして、ある程度苦労や経験を積んで、決断力と判断力を付けていって欲しい。
3)まわりの友達に対して心の広い優しい人になって欲しい。
自分たちが見本だから、こどもたちに見せるようにしないといけない。
「ああしなさい、こうしなさい」とやることを言うのではなくて、親の事を見て「ああそうなんだ」と理解させるような毎日を送る。
小さいことの積み重ねだけれど、例えば、常に挨拶を親の方からするとか。
笑ってない親のこどもは、笑えないと思う。それと同じ。
学校教育について、公立ですか? 私立ですか?
Emilie:このあたりの公立学校はマンモス校なのです。
私たちは、小さな規模の学校へ通わせたかったので、私立を選びました。
学校の授業と平行して演劇をやっていて、学年末に発表会があったり、英語に力を入れていたり、そういうプロジェクトも気に入りました。
英語は小さいときから始めておいた方がいいし、フランスの公立の英語学習には満足していません。
習い事を選ぶポイントは?
Emilie:こんな可能性があるよというのは提示するけれど、いろいろ試してみてこどもたち自身が決めます。
我が家は習い事はスポーツが中心です。
例えばRoméoはフェンシングを2年やったけれど、やっぱり合わなかった。
Oscerはいろいろな大会で優勝したり、良い成績を出しているし、きっと向いているんでしょう。今も続けています。
やっているうちにその子に合ったことが残っていくようです。
こどもとの生活で何がかわりましたか?
Emilie:会社勤めの頃は、仕事から帰ってきて少ない時間でこどもたちの勉強を見たり夕飯を作ったりとても慌ただしかった。
でも、家で仕事をするようになってからは、アトリエで私の横でこどもたちが勉強をしたり、一緒にクリエーションしたり。
こどもたちと新しい関係が出来上がった。
生地が身近にあるので、こどもたちが素材に敏感に反応する。
例えば、ブティック等に行くと「あ、これすごくきれいな素材ね」と言ったり。Louisonが5歳のときの話です。
自分が好きなものをこどもと共有出来る素晴らしさ。
そうなってくれたことがとても嬉しい。
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Louison d'oをもっと知りたい方は→www.louisondor.com
photo by Matsunaga Manabu
Interpreter by Jacgorno Junko
Text by chocolatmag
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