携帯電話、スマートフォンの普及により腕時計をしている人がすっかり減った?! と随分前からよく聞きますが、さすがにご家庭ではすぐ時間がわかるように各部屋に壁掛け時計、もしくは置き時計があるのではないかと思います。
初めてベルリンで購入した壁掛け時計がこちら。蚤の市で見つけた陶器製。カーキ・グリーンの色に一目惚れしました。しかし、これがクォーツ式にも関わらず、チクタク・チクタクと針の音がかなり大きく、神経質タイプではない私でも音が気になってしまい寝室はもちろんの事、リビングルームにも即、却下!結局、キッチンにラップトップを持っていって仕事をすることが多いので、逆に"時を刻む音"を意識しようと思いキッチン用に決定しました。
一番の問題は寝室。針の音がまったく気にならない静かな時計... しかし、探しても探しても気に入るシンプルなデザインが見つか
りません。結局、東京生活で長く愛用したイギリス 製のTOKYOとある壁掛け時計を実家から送ってもらうことにしました。(ちなみにこの時計は、ほぼ無音!他にもPARIS 、LONDON、NEW YORKの計4都市名で展開していました。全都市、集めたかったです...)
その後、無事に届いたものの開封して大ショック!時計の中に何か隠していないか、念入りな検査が行われたようで時計の裏にはこじ開けた大きなキズ跡!おまけに無理に開けたので、透明のカバーと時計の本体がピッタリはまらず今でも部分的にガタガタ状態なのです。
テロや麻薬を疑っての事なので検査は大事な仕事だとは思いますが、内容チェックの為に開封したというシールが箱に張ってあったのみで破損させたことへのお詫びは、紙切れ1枚もありませんでした。なんだか淋しい気持ちになりましたが、時計は壁にかけている状態だと特に問題はないので今では寝室で大活躍中です。
2012年の年が明けて、もう2月です。部屋に飾る時計の「針の音」でオンとオフを使いわけ、仕事にchocolat magのコラムに幅広く頑張っていこうと思います。遅ればせながら、今年もよろしくお願いいたします!
Column by 藤原恵美 / Emi Fujihara
ベルリン在住、ヴィンテージ雑貨や食器を扱う
DILL objectsのオーナー&バイヤー
www.dill-objects.com
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