3/11 東日本大震災から1年。
チャリティ・イベントMINI DON GRAND DONでは「中村江里子さんの絵本読み聞かせ」が開かれました。
晴れた日曜の午後、会場のギャラリーの地下。
小さなスペースだったので定員40名と小規模な会です。
「ママンにいつも絵本を読んでもらっていると思うけれど、今日は私が読むので聞いてね」
「最初に読むお話は、おおきなかぶ。
みんな知ってる? 教科書とはちょっとちがうから良く聞いてね!
そして、私が手を上に上げたら、一緒に大きな声でかけ声をかけてね」
と、こどもたちも大張り切りです。
「次ぎに読むお話は、君たちにはちょっと難しいかもしれないけど、
いつか大きくなったらわかると思うから覚えてていて欲しい。
大人のために読みたいと思います。
ラヴ・ユー・フォーエバー」
お話の最後のほうでは、ママンたちはうるうるです。
そんな中「なんで、大きくなったのに抱っこできるんだよ〜」とこどもから質問!
「どんなにあなたたちが体が大きくなったって、ママンから見たら大切なベベなの。
愛して愛して大切な”私の赤ちゃん”なのよ。
大きくなっても、寝ているあなたをぎゅーっと抱きしめるのよ」と江里子さん。
「最後は兄弟愛、家族愛のお話です。あなたって ほうとに しあわせね!
最初は兄弟ができるのが嫌だった、でも、生まれてきて赤ちゃんのお世話をするようになると、とっても大好きになるの」
3冊が読み終わると、みんなとても穏やかな優しい気持ちになっているから不思議です。
これが読みきかせ江里子マジックなのですね。
こどもたちの本当に楽しそうな笑顔。みんなの宝物。
こどもたちを大きな愛で包むようなそんな会でした。
column by 中村江里子/Eriko Nakamura
1969年東京都生まれ
立教大学経済学部卒業後、フジテレビのアナウンサーを経て、フリー・アナウンサーとなる
2001年にフランス人のシャルル エドワード バルト氏と結婚し、生活の拠点をパリに移す
妻であり、3児の母でもある
現在は、パリと東京を往復しながら、テレビや雑誌、執筆、講演会等などの仕事を続ける
著書に「エリコロワイヤルParis Guide」(講談社) 、「エリコ・パリ・スタイル」(マガジンハウス)
「ERIKO STYLE暮らしのパリ・コラージュ」(朝日新聞出版)新刊
「女四世代、ひとつ屋根の下」「マダムエリコロワイヤル」ともに(講談社)と多数
http://www.eriko-nakamura.com
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