今年2月の子供達の冬休みにベトナムの“我が家”に行ってきました!!
な~んて、言ってみたいものです…
残念ながら“我が家”ではありませんが…“我が家”みたいな場所です!!
この4年、毎年、ベトナムに行っています。
彼も私もベトナム料理が大好きですし、ベトナムで出会った方達はとっても穏やかで優しく…大好きな国です。
Parisからは飛行機で12時間、時差は冬場は6時間、夏場は5時間。
子供達と一緒に行くには遠いですし、時差ぼけ解消までに時間もかかります。
だから、ベトナムに行くときは学校のお休みを目一杯使って、2週間は滞在をします。
2週間のうち、およそ1週間から10日は“我が家”に滞在をするのです。
ホーチミンからフェリーで1時間半のVung Tau(ブンタウ)という街。
観光地ではないので、ラグジュアリーなホテルもないですし、海もそんなに綺麗ではないですし、
どこに行ってもベトナム語しか通じないですし…でも、4年間、ここに来ています。
ブンタウに、オーナーが自分の趣味で作ったという小さなホテルがあります。
ヴィラを含めて部屋数は9部屋。ホテルのスタッフも“サービスのプロ”とという感じは全くしませんが、
家族的な温かさや穏やかさがあります。
お花が大好きというオーナーのセンスのゆき届いたお庭。
いつ行っても私達しかいないプール。
子供達はホテルの支配人の女性を『マミーベトナム』(ベトナムのおばあちゃん)と呼んでいます。
多分、年齢は私とそう変わらないと思のですが、子供達にとっては“おばあちゃん”のような存在なんですね。
ホテルのスタッフも子供達のことを可愛がってくれて…
朝食のとき、ちびっ子ギャングの次女と一緒ではゆっくり食べられない私のために、
スタッフの方が次女をお散歩に連れ出してくださいました。
その間にゆっくり朝食を食べればいいのに、私は次女の姿を必死にカメラにおさめていました。
滞在中に5歳のバースデーを迎えた長男。
「ケーキはどこで買ったら良いですか?」とマミーベトナムに尋ねると…
「いいから、いいから…私達が準備をするから!!6時にレストランに集合ね!!」と言われて、6時に行くと…
素敵なテーブルセッティングがされていました!!
朝起きると、長女と長男はすぐにマミーベトナムの家に行きます。
同じ敷地内にあるのですが、気づくと子供達はそこでマミーベトナムの11歳の息子さんと遊んでいたり、
ホテルスタッフと遊んでいたり…
とうとう今回は何日かマミーベトナムの家にお泊りをさせていただきました。
彼と私は、次女の寝顔を見ながら、「来年はもしかしたら、この子もマミーベトナムの家に泊りに行ってしまうかもね」と。
初めてこのホテルに滞在をしたとき、他のお客様に全く会うことがありませんでした。
「経営、だいじょうぶかな~?」と心配してしまったほど。
今は、平日は静かですが週末は満室。
このホテルの良さが知られるのは嬉しいことですが…
やっぱりいつまでも“我が家”のように寛げる場所であって欲しいな~と願わずにはいられません。
column by 中村江里子/Nakamura Eriko
1969年東京都生まれ
立教大学経済学部卒業後、フジテレビのアナウンサーを経て、フリー・アナウンサーとなる
2001年にフランス人のシャルル エドワード バルト氏と結婚し、生活の拠点をパリに移す
妻であり、3児の母でもある
現在は、パリと東京を往復しながら、テレビや雑誌、執筆、講演会等などの仕事を続ける
「エリコ・パリ・スタイル」(マガジンハウス)「ERIKO STYLE暮らしのパリ・コラージュ」(朝日新聞出版)
「女四世代、ひとつ屋根の下」「マダムエリコロワイヤル」ともに(講談社)
新刊「ERIKO的 おいしいパリ散歩」(朝日新聞出版)と多数
コメントをお書きください
rose (木曜日, 19 4月 2012 14:23)
蚊が沢山いるのでは?と思いますが対策はどうされていますか?