フランス最大の書籍展、サロン・ド・リーブル。
chocolatmagのこどもたちが大好きなアニメーション作家の加藤久仁生さんがいらっしゃいました!
東京ドーム以上ある大きな会場には、加藤さんの代表作[つみきのいえ]のオブジェが登場です。
DVDで何度も観た[つみきのいえ]がフランスでも日本に続いて絵本になりました。
フランス人のファンが長蛇の列をなして加藤さんのサインを待っています。
そう、書籍展の魅力のひとつは作者に会え、本にサインをしてもらえること。
フランス人はとても本が好きです。
プレゼントにも本を送ることがとても多いのです。
書籍展の次に加藤さんが向かったのは、センター・ポンオピドゥ。
PLANET MANGAというマンガを集めた企画展。
大学時代の作品、最近のアニメーションなどを観ながらのトークショーです。
こどもたちはいつもは家のテレビで観ている[つみきのいえ]を大画面で観ることができて大満足でした。
そして、次の日は一人一人にサインをして頂き、chocolatmagのインタビューです。
「一度観てわかる物語でなくても良いと思う。」
という加藤さんの言葉が印象的でした。
確かにこどもの頃に物語の内容を全て理解できなくても、大好きで何回も繰り返して読んだ物語があった。
思い出したように何年かに一度は見てしまうアニメーションがあった。
読むたびに、観るたびに、毎回違ったことを発見できる魅力。
たしかに[或る旅人の日記]はこどもたちの理解力を遥かに超えていた。
でも、釘付けになって観ている。
繰り返し観ている。
そういうことなんですね。
自分だけの1冊。
丁寧に描かれた書き下ろしの絵まで!
chocolatmagのこどもたちのお宝です。
加藤さん、素敵なお話をいつもありがとうございます!
加藤久仁生 / Kunio KATO
1977年鹿児島県生まれ。
多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業後、2001年株式会社ロボットに入社。
アニメーション作家を集めた同社アニメーションスタジオCAGEに所属し、様々な作品を手がけている。
主な作品にアニメーション「或る旅人の日記」、「つみきのいえ」、絵本「つみきのいえ」(文:平田研也/白泉社)、「あとがき」(白泉社)などがある。
photo by Matsunaga Manabu
column by chocolatmag
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