-016.Brocante Royale

ロワール渓谷の城めぐりで、一番来場者が多く、人気なのがフランソワ1世のシャンボール城。レオナルド・ダ・ヴィンチの2重螺旋階段で有名です。毎年5月にこの壮麗な城でブロカントが開催され、これまた大人気。2月にリヨンからの友人2人を連れて案内した時は極寒で、風邪をひいてしまったし、長雨で天気も悪そうだし、、、と、行くのを躊躇していた前日に贔屓の業者から「極上品入りました~」と電話があったので、それは行かねばと、前夜に弁当を作ってでかけました。なんせ、400~500スタンドぐらいの大所帯なので、長丁場になるから弁当がないと乗り切れません。

城への来場者じゃないのでパーキングは野っぱらなんだけど、なんとジャンダルム(憲兵)が誘導していて、さすがロワイヤルだな~と感心してしまいました。曇天で暗いけどすでにすごい人出でごった返し。しかも、城見学もオープンしているので観光バスでツーリストがドバドバやって

きて、前に進むだけでも大変な状態。あ、すみません、ブロカントは城の建物内じゃなくて、庭や外の敷地内でやっています。城内でやったら、本物の国宝級アンティークと混じって面白いだろうと思ったけど、値段が違いますからね~。0を8つぐらいつけなきゃならないでしょうね。

 

広い庭にいきつくまでにもスタンドがぎょうさんあり、プロ業者のブロカントなので、みんないいもの持っていて、買い物用キャディーがどんどん膨れ上がってゆきます。もう、目移りしちゃって大変!城で開催と聞くと、がちがちの高級アンティークかと思うけど、もう純な日常使われていたブロカント品なので、大満足。買いすぎで身動きができなくなる前に贔屓業者に電話して場所を聞き、先ずお宝を拝ませてもらうことに。それがまた、あなた、一番遠い場所・・・まあ、ひとまず満足して先に進む。そのころからいきなり青空が広がり、太陽サンサンと2週間ぶりの好天になり、よしいくぞ~!と気合を入れなおす。が、スタンドが多すぎるし、お宝もざ

くざくで、遅々として進まず・・・キャディーはすでにはちきれ んばかり、さらに大きな袋2つが満杯・・・同居人に電話してヘルプを頼む。まあ、毎回持ちきれなくなって、助けてもらってるんですよ。


まだ半分ぐらいしか回っていないのにもう14時なうえ、もう持ちきれない、軍資金も底をつき同居人から借り、腹は減りめまいが・・・一度車に戻って荷物を置いて、ピクニックして弁当食べてから後半戦となるわけです、いつもはね。しかし、本日はあまりにもスタンドの数もお宝も多く、このまま続けると破産+車に積みきれないことになるので、後ろ髪を思いっきり引かれながらも2週間ぶりの太陽だからピクニックしてから帰ることにしました。城の表側の野原で弁当広げて、なんてロワイヤルな気分!春になっての初ピクニックが城を眺めながらと、良い一日となりました。

 

<5月・6月 パリのブロカント、V.G.予定>
5/26-6/3   6区/Place St Sulpice
5/26-27    16区/Avenue Mozart
5/27         17区/Bd. Pereire
6/2           8区/Bd. Haussemann/rue tronchet
6/2-3       11区/Place des Antilles
6/3          13区/Place des rungis
 
*中止・延期になることもあります。ご了承を。(早朝・午前~18h、19hごろまで)

今月の「小躍りしながら購入した逸品」-016.
<もう、絶対買い! 逃しませんで~の一点。>

昔の店の什器類は欲しいものがいっぱい。

中でも包装用の什器は高すぎて手が出ませんでしたが、やっと出会えました~ 涙。

今月の「なんでまた こんなの買っちゃったんだろう・・・」-016.
<徹夜明けで通うこともあるブロカント、まさにまがさしてしまい、、、>

ナンバー物に弱い私。

いい感じのメダルを発見して購入したのはいいけれど、急いでいたのでよく見なかったら、

全部4でした・・・きちんと全部確認しましょうね。

今月の「これは何でしょう?」-016.
<これは何に使うもの?と聞いてみなくちゃ、わからない。>

ヒント: アルコールを飲むときに使う道具です。

 

015の正解:<でんでんだいこ>フランスにもあったんですよ。

皮張りで、木製の柄が素敵です。

colunm by Takaki
ジャーナリスト、コーディネーター、クリエーター
何でもコーディネートしちゃいます
ブロカント品のバイイングもメイン仕事の一つ
BRUTUS誌にパリのコラム連載中