7月だというのにパッとしない天気が続く今年のパリ。これでは今月初めから夏休みに入った子供たちも、ストレスがたまりがち。
そこで泊まりに来た友達と娘で考えたのが、子供たちだけでオーガナイズして大人を招待するデイナープラン。
普段手伝ってーと頼んでもなかなかやってくれないのに、自分たちですべてやるとなると、話は別。
私は一切口出しを禁止され、キッチンからも追い出され、不安と楽しみとが半々。
次は買い出し。(お金を払うのが私なので仕方なく同伴させてくれた。)フランスのスーパーでは野菜や果物はほとんどが量り売り。
自分が必要なだけ買えるのがいい。
そろそろアプリコットもおいしそう,メロンも旬だなーなんて考えながら、ふと子供たちのかごを覗くと、大人2人子供2人分なのにえらく量が少ない。
大丈夫?足りるの?と聞いても任せてとばかりに首を縦に振られただけ。
家に戻ってからはキッチン立ち入り禁止だったので料理現場の写真は撮れず。
そして1時間ばかり経って、A TABLE(ア ターブル)!!! ご飯ですよー と招かれた。
テーブルに着くとまずはメニューの説明。
オードブル/ トースト アヴォカドとトマトのせ、タラマのトースト
メイン/ デコレーションライス
デザート/ パンケーキ、フルーツサラダ
一応ちゃんとしたフルコース。
タラマというのはよくオードブルやアペリテイフに出てくる、ピンク色のタラの卵をベースにしたペースト。
もともとはギリシャ料理ですがフランスのどこのスーパーでも見つかります。
メインのライスは食べる人の特徴に合わせて野菜を使ってデコレーションしてあって、すごくかわいい一品、そのアイデアに脱帽。
デザートのサラダも季節のフルーツたっぷりで素敵。
パンケーキは中身を何にするかオーダーをとってから焼いてくれたのでホカホカ。
私はカソナドシュガーでオーダー。
こんな曇り空の一日もこのデコレーションライスや、まじめにサービスする子供たちを見てると晴れやかな気分になれる。
とても素敵な週末のデイナーをプレゼントしてくれてありがとう。
今度私の大好きなキッチングッズのお店 La cocotte に行ってエプロンを一緒に選ぼうかな。
きっとさらに張り切って新しいメニューに挑戦してくれるはず。
info:La cocotte
5,Rue Paul Bert 75011 Paris
column by ジャックゴルノー 純子/Jacgorno Junko
アクセサリー・デザイナー/たまにコーディネーター
2007年よりヴィンテージパーツを使用したアクセサリーブランド”j.jacgorno”をはじめる
作品はクリエーターが集まる展示会やマレ地区のブティックCULOTTE紹介
娘二人の母でもある
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