11月17日に30代最後の誕生日を迎え、人生の岐路...とまで言うと大げさだけど、、、
大きな決心をしようとしている今、どうしても読み返したくなった一冊の本がありました。
確か、小学校1年生か2年生の時の両親からのお誕生日プレゼントだったと憶えています。
我家は誕生日やクリスマスには、イワユル玩具類は一切与えられず、本がほとんどでした。
幼い頃に沢山の書籍に触れさせてくれた両親には感謝の思いでいっぱいです。
その時に読んだ数百にものぼる本の数々が、今の私の感性の一部を作ってくれたのやもしれません。
ジェインのもうふ
アメリカの有名な劇作家、アーサー・ミラー氏の作品で、女性ならもしかしたら幼い頃に読んだことがある一冊かもしれません。ジェインと言う女の子が、生まれたときから使っているピンクの毛布※後に「もーも」と呼ばれるようになるのだが...を何よりも愛し、慈しみ、ボロボロになっても手放すことが出来ない...と言うストーリー展開で、皆さんお察しのとおり、彼女の成長と共に彼女の気持ちとは裏腹に、もーもはどんどん小さく、どんどんボロボロに...それでも、もーもを手放すことが出来なかったジェイン... この気持ちはとーっても良く分かります!なぜなら私も幼い頃に使っていた枕を長ーーいこと手放せませんでしたから!けど、彼女の心は、ある日のある出来事をきっかけに変わったのです!
彼女自身、もーもとは真逆に、大きく美しく成長したのです。もーも以外の命あるものに、彼女の愛が芽生えたのです。
詳しく読みたくなってしまった方は書店や図書館、古本屋さんに今すぐGO!!
ちなみに私は当時贈ってもらった本は、他の本と一緒に地元の公民館に寄付してしまったので、古本屋さんで見つけ購入しました。
そんなこんなで、只今人生の岐路に立っている私は、ジェインに後押しされながら、
幼い頃に枕とさよならした時と同じ気持ちで、断捨離なんぞを決行中でございます。
ジェインも私も幼いながらも見事に勇気を出して、もーもや枕との間に生まれた情を断ち切り、
未練を捨て、潔く離れることを決意し実行に移した。。。
これによって、一つ大人になったワケで、彼女と幼いひとゑの断捨離は大成功に終わったのですが...
さてさて、、、私の今現在の断捨離は・・・と申しますと...
目下、ゴミ問題(ゴミの分別)に泣かされておるのが現状で、想定外の問題発生により、知力・体力を予想以上に奪われております。
地域によってゴミ出しのルールは様々かと思いますが、この断捨離決行により、
再度、ゴミ問題や資源のリサイクルについても深く追求したくなりました。
地球上に生かされている私たちは、もっと知らなければならないこと、沢山あるのですよネ。。。
※画像は参考画像でございます... ため込んでいたファッション雑誌類の量はこれの倍、ノンフィクションです。
さあさあ話しを元に戻して、、、
いよいよ『断』 の時!
が・・・・・・・・・・・・・・なかなか断てない。
情なのか!?愛なのか?
最初の段階をクリアするのが、一番辛かったな~ うん...
でも、何とかかんとか、「情けは無用!」と言う言葉を頭の中に駆け巡らせ、
Be POSITVE!! Be POSITIVE!! と念じながら・・・・・・・・・・・・・・
『捨』の時!
・・・・・・・・・・・・・・美しい想い出だけを残して、情けは捨てましたよ。 もちろんモノ自体もネ!
よし。いいぞ私!その調子その調子♪♪ 勢いに乗って行っちゃおう!
で、どうだ・・・どうなんだ・・・・・・・・・・・・・・
『離』の時!
実は・・・・・・・・・・・・・
断ち切って捨てた後も実感が沸かない、、、なぜなら捨てられたモノって、
毎日、くる日もくる日も、貧しい時も富めるときも、健やかなときも病めるときも!? ん...?なんか違うか!?
愛情を注いでいたわけではないと分かったからだ。。。
もちろん、そのモノと、先に書いたように、毎日くる日もくる日も相対すれば、100%に近い愛を注いでいたと断言できるけど、
直接見て、触れて、ときには香りを嗅いだり、音を聞いたり、話しかけたりしなかった(出来なかった)モノは、
月日の経過と共にだんだんと私の心から遠のき、気がつけば、既に遠く遠くに離れていってしまっているのですよね。
使い捨て...もどうかと思うけど、モノ持ちが良いのも良し悪しなもので、長年そばで慣れ親しむと、
例え心から離れていったモノでも離れるのが辛くなります。。。
様々な想い出が蘇ります。モノと触れ合っていた時間が愛おしく、もう一度命を吹き込みたくもなります。
が、ここは涙をおさえ、心を決めて、精一杯の愛を込めて「ありがとう」&「さようなら」しなくちゃね!
そうそう!幼い頃、枕とさよならした時みたいにネ。。。
人とモノ、モノとモノ、人と人・・・
そこには、紛れもなく、何らかの縁があったから結びついたことは事実で、その縁は、決して断つことなく大切につなぎとめ、決して捨てずに愛おしみ、いつまでも離れることなく結びついていなければならないもの...
これからは先は、このことを常に頭に入れてモノを選んで手にし、それを手放すことなく愛し続けようと心に誓った2012年11月。。。
厚くおおっていた雲の間から太陽の暖かい日差しが差し込んできました。
もうすぐ心はクリアに晴れ渡り、視界良好となるでしょう!!
今回の断捨離が、成功なのか否かは、これから先ずっとずっと未来にならないと答えは出ないのかもしれない...
けど、勇気を持って断捨離に臨んだ私の心は、ずっとずっと生き生きし、輝いているに違いないと思います。
さてさて、、、
ジェインちゃんのもーも(毛布)の最後はどうだったかと言えば...
愛に包まれていました♥
column by HITOE
インポートシューズバイヤー兼ショップオーナー
1973年(昭和48年)埼玉県の旧陸軍高萩飛行場跡「旭ヶ丘開拓地」で兼業農家を営む8人大家族の末娘として生まれ育つ
20代は留学経験を活かし翻訳業を中心に派遣社員として働きながら地域の青少年育成のためボランティア活動に従事
27歳で結婚。30歳で起業、現在に至る
同郷の夫+愛犬(黒ラブ♀)と生まれ故郷で二人と一匹暮らし
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