-012.レッド・ノーズ・デイ

イギリスに住み始めた当初、とても印象深かった事のひとつが

とにかくこの国はチャリティ活動がさかんな事。

街頭でもホームレスの救済・社会復帰支援の為の雑誌を

ホームレスの人自身が売っていたりする姿は頻繁に見かけます。

(これはビッグイッシューという事業で日本でも導入されています。

1991年ロンドンで発足されました。)

どの町のハイストリートにも必ずいくつかのチャリティショップもあり賑わっています。

子供の学校ではほぼ毎週なんらかのチャリティイベントが催され

生活していく中で自然に定期的にチャリティに参加し寄付する事が出来るのです。

 

今回ご紹介するのは今年で25年目を迎える「レッド・ノーズ・デイ」。

『コミック・リリーフ』という名の”笑が最良の薬”という信念に基づいた支援機構主催で、

元々はイギリスのコメディアン達によって始められたとてもユニークなチャリティイベントです。

「貧困の無い正しい世界」を援助し「エンターテイメントの力を通じてポジティブな変化」

を創り出して行く観点をベースに活動しています。

モットーは「Funny for Money(楽しい事をしてお金を集めよう)」というもの。

エチオピアの飢餓を始め、家庭内暴力の被害者やホームレス、老人虐待、

アフリカでのエイズ対策や親のいない子の里親探し、水道の設置等、

これまで様々な問題に対して寄付援助をしてきた団体です。

 

 

息子の通う学校からもレターが届きました。

「来る3月15日のレッド・ノーズ・デイには制服は着用せず

何か独自の面白い格好をして来てください。

そして一人ひとつジョークを考えて来てください!」

だそうです。

 

先日購入したこちらのチャリティTシャツをとても気に入っている息子。

幼いながらもビートルズがなにやらクールなロックバンドなのだと感じ取っているようです。笑

当日はこのTシャツにレッドノーズ(スーパー等で購入できます)

を付けて登校させようかなと思っています。

 

今年のレッド・ノーズ・デイ公式Tシャツのデザイナーは『ステラ・マッカートニー』。

ビートルズやトミー・クーパー、ケイト・モス、マリリン・モンローを起用した

そのスタイリッシュなデザインは必見!

 

レディース、メンズ、キッズサイズが展開されており

お値段も5ポンド~15ポンド(約700円~2120円)とかなりお手頃。

全ての収益は『コミック・リリーフ』に寄付されます。

ご興味のある方はこちらより購入できます☆

数量限定のようですのでお早めにどうぞ!

http://www.tkmaxx.com/stella-mccartney-t-shirts-for-red-nose-day/icat/9494

 

このムーブメントに乗って一日笑顔で過ごしてみよう。

そして笑いを取って誰かをちょっぴり幸せに。

生活の向上を切実に必要としている人々に

支援の手を差し伸べられる絶好のチャンスです☆

 

column by Masae Lamsdale/ラムズデール 昌栄
グラフィックデザイナー/1973年広島県生まれ
都内デザイン事務所勤務を経て、2000年より独立
夫と4歳になる息子、蒼一郎(そういちろう)とイギリス在住
ヴィンテージのデザインやタイポグラフィ、家具が好きで
グッドデザインに基づいたバイイング活動も始動中
イギリスデザイン・ヴィンテージのオンラインショップ&Stillをオープン
http://www.andstill-vintage.com/