フランスのこどもたちはやっと新学期が始まりました。
夏休み、海や山で日焼けした元気な子供たちの声が又、街にあふれだす季節です。
夏休みの最後に、我が家の10歳の娘が”一番好きなミュージアム” と太鼓判を押す ”Explorad'ome” に行ってきました。
パリ郊外のVitry-sur-seineにあるので、車のない方はメトロとバスを使う必要がありますが、わざわざ行ってもきっとがっかりしないはずです。
このミュージアムは、”Le musée ou il est interdit de ne pas toucher "
すなわち、”触らない事を禁止する” ミュージアムです。
一階は常設展、2階は期間限定の特別展から成ります。
入るとまず、ほとんどの子供が目の前にあるドーナツ型の雲を創るマシーンに吸い込まれていきます。
何人かでうまく力を入れて押すと、見事な雲が空中に浮かびます。
他にも氷の結晶のできる様子を覗いたり、磁石のグラフィズムを楽しんだり、壁に影を転写したり、楽しい実験が60個余り。
学ぶのではなく、楽しんで、びっくりして、まず興味を持ち、その結果として生まれた疑問を謎といていくように考えられた展示方法です。
この展示会場には、監視員ではなくメデイアターと呼ばれる、スタッフが待機していて、いつでも質問に答えてくれるのもうれしいです。
緑のコースというマークの付いた幾つかの展示物は、遊びながらエコロジーが学べるようになっています。
現在2階の特別展示場では9月22日まで "Anim'Action" といって、アニメーション、映画をテーマにした展示です。
6歳くらいから大人までが楽しめる展示です。
ここには簡単な映画が自分たちで作れるシステムが設置してあり、私たち大人がどうやってするんだろうとあちこちボタンを押してる間に、娘たちはもう、ストーリーを考えて映画作りを始めていました。
子供たちのこういう物を理解するスピードには全く感心させられます。
これらのスペースを十分満喫するには、3時間位はいるつもりで行く事をお勧めします。
閉館時間から逆算して余裕を持ってどうぞ。(ちなみに我が家はいつも、閉館ぎりぎりまで粘ることになってしまうので)
休み中には、もちろんアトリエもあります。詳しくはサイトをご覧ください。
column by ジャックゴルノー 純子/Jacgorno Junko
アクセサリー・デザイナー/たまにコーディネーター
2007年よりヴィンテージパーツを使用したアクセサリーブランド”j.jacgorno”をはじめる
作品はクリエーターが集まる展示会やマレ地区のブティックCULOTTE紹介
娘二人の母でもある
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miki (水曜日, 11 9月 2013 04:59)
こんにちは。素敵な記事だったのでFBでシェアさせていただきました。
このミュージアム、記事を拝見するだけでわくわくします。
ムスコが大きくなりすぎないうちに行ってみたいなぁ。