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10月23日、15区セーヌ川沿いにボーグルネル(Beaugrenelle)・ショッピングセンターがリニューアルオープンしました。
ボーグルネル地区は、70年代に都市開発されたモダン・エリアの一つで、古きパリのイメージとは違う近代的高層ビルが建ち並び、同時に建設されたショッピングセンターと共に、当時大きな話題をよんだと言われています。
その後、旧ショッピングセンターの老朽化に伴い、次第に賑わいが失われていく中、この地区の再活性を目指して、10年前からショッピング街の大改装工事が行われていました。
オープン当日は、セレモニーや開店記念プレゼントなどが企画され、パリの新しい顔としてメディアでも沢山取り上げられていました。
というわけで、少し出遅れましたが、我が家もその話題スポットに先日訪れてきました。
その日は、珍しい祝日の特別オープン、そしてお天気も良かったこともあって、どこも家族連れ、ツーリストで大混雑。
長い間人気が少なく寂しかったボーグルネル地区は活気に溢れていました。
敷地面積4万5千㎡のショッピングセンターは、テーマ別に3つのブロックに分かれています。
・MAGNETIC館:ファッション、インテリア、カルチャー。大人気の日本ブランド・ユニクロやMUJIもここにあります。
・PANORAMIC館:レストラン、フード関係、映画館PATHE。4600㎡の Marks&Spencer百貨店がここに登場。
・CITY館:ポストなど公共施設、マクドナルドなど、2008年から既にオープン。
モダンなガラス張りの外観はこの界隈の高層ビル群とうまく馴染んで、どことなく日本の都会を歩いているかのようです。
館内中央の大きな吹き抜けは、開放感のあるスペースを作り出し、天窓からの外光が心地よく店内を照らします。
人混みが苦手な私も、ここなら気分ゆったりとショッピングが楽しめそう。(今回は買い物せず・・・)
この建物のもう一つの大きな特徴は、パリ最大、7000㎡のグリーンルーフ(屋根の緑化)を取り入れている所。
グリーンルーフは、断熱効果があり省エネに繋がるということで、今世界中の都市で注目を集めているエコ・プロジェクトの一つです。今回のショッピングセンターの建設では、このシステムによる「都市の緑化」を大きくアピールし、人に優しい都市開発に取り組んできたようです。利便性だけを追求した都市開発を進めると、どうしても殺伐として生活の安らぎは失われます。
「自然と共生する街づくり」は、これからもずっと私達の暮らしの中で欠かせないキーワードになることでしょう。
これからクリスマスに向けて、ますます華やぐパリの街。
この新しいショッピングスポットもどんな風にデコレーションされるのか、今からとても楽しみです。
Infos : Centre Commercial Beaugrenelle
http://www.beaugrenelle-paris.com/
Metro6番線 Bir-Hakeim駅
Metro10番線 Charles Michel 又は Javel André Citroën
RER-C線Javel駅
営業時間:ブティック 月ー土曜日10~21時(木曜日のみ22時まで)
レストラン/映画館 毎日10~24時
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