いよいよ2013年もフィナーレを迎える準備に入りました。
週末はノエル商戦匂い漂う店内にお客で溢れている光景はフランスも日本も同じですね。
日本でナチュラルサパン(ノエルの生木)はモミの木と手頃なゴールドクレストが主流ですが、フランスではモミの木の他にもトウヒやエゾマツなど大きなものが多く、形やカラーも多種多様。毎年約800万人がこのナチュラルサパンを好んで購入し、デコレーションとともに本物の常緑針葉樹の美しさを楽しんでいます。
大部分のナチュラルサパンはフランス(アルザス地方)でほぼ国産品とか。装飾用に枝振りの良いサパンも販売していますが、大部分の人は庭に植え替えられるよう根付きの大きめのものを選びます。パリの住宅事情では、値段は高さ1.5m/約35ユーロ程度が手頃と言ったところ。
一般的に生木が育つまでは最低3年から5年はかかるといわれ、サパン採取繁忙期の10-12月は肉体労働が苦手なフランス人も大忙し。CO2吸収源として大切な役割を果たしているナチュラルサパン。考えてみると、森林保全の効果、農地の地方開発、収穫時の雇用と三拍子揃って環境経済に貢献しているのかも??
さて、我が家も毎年、12月になるとナチュラルサパンを購入し、週末は楽しい飾り付けが始まります。1年を振り返りながら、子供と一緒におなじみのオーナメントを彩る。学校で作った小さな飾りなんかも毎年増えていったり。。
そして、フランスでは新年が落ち着く1月中旬までゆっくり年末年始の余韻を味わい、飾り付けもそのまま。部屋の生木はその頃には水分が無くなり枝が少し落ち始めてきます。
そんな頃、家族で森に向かい、充分頑張ったナチュラルサパンを大地に返してあげることにしています。枝が大地に落ち、栄養となり、また生まれ変わる。そんな小さな事からも自然を愛する心が育つのではないかと思うんです。
こどもといっしょにつくりましょう~サパンの切り枝でテーブルツリー~
生木針葉樹(モミ、コニファー類)をメインに、ヒメ林檎、サンキライなどの赤い実を散らします。
雪をかぶったような銀白色のコチア、シロタエギクを添え、飾り付けはシナモンや木の枝で。
花育(はないく)とは~児童の成長期において、花や緑に親しみ、育てる機会をとおして、やさしさや美しさを感じる気持ちを育むこと~
普段の生活の中で私たちは、花や緑に触れる機会はますます少なくなっています。様々な知識や体験がぐんぐん吸収する児童期の成長段階に、より多くのこどもたちが、花や緑にもっとふれあい、親しみ、楽しんでもらうために、花育がそのきっかけづくりになることを願っています。
Column by Junko ERNST
全国花育活動推進協議会所属(No23-0040) 花育アドバイザー
伝統行事に触れながら、フランス在住の日本の子供達のため
花育アトリエをパリ市内幼稚園、日仏アソシエーション、文化施設などで開催
Mon petit jardin (モンプチジャルダン)http://paris-hanaiku.blogspot.fr/
Dans la vie ordinaire, l'occasion de toucher des fleurs et d'autres plantes est de plus en plus rare.
Beaucoup d'enfants aiment pourtant les fleurs et les plantes.
Un atelier leur permettant d'éveiller leur sens floral de manière pédagogique peut
donc leur rapporter cette occasion perdue.
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