マモンたちの息抜き:パリ12区アリーグル広場エリア
学年末にあたる6月は、学校のイベントや習い事の発表会が目白押しで、親子共々一年で一番忙しい時期を迎えます。
慌ただしいこんな時期こそ、ささやかな息抜きの時間を見つけてリフレッシュがしたい!
そんなマモンたちの思いが結束し、6月のある日、ランチ会が開かれました。
集合場所は、参加者のひとりChocolatmamanこと麻衣子さんが紹介してくれた海鮮レストラン"Paris-Pêche"(12区)。
私は約束時間の1時間前にこの界隈に到着して、まずはレストランのすぐ近くにある
アリーグル市場 (Marché d'Aligre)で食料の買い出し&蚤の市でお宝探し。
下町情緒に溢れるアリーグル市場は、新鮮で豊富な野菜や果物、生鮮食品が揃う常設大規模マルシェ、
「パリの胃袋」として昔から地元の人達にとても親しまれています。
唐辛子のような細身のピーマンを見ていると、「全然辛くないよ、普通のピーマンと同じ味!」と
私の躊躇いを見透かすように、威勢のいいお兄ちゃんが声をかけてきました。
彼の勢いに乗って、赤、緑、オレンジのピーマンを一つずつ購入し、「今夜はチンジャオロース」と気分はすっかり中華。
マルシェのすぐ横では、同じく常設の蚤の市も開かれ、ダブルで楽しめるアリーグル市場は
定期的に通いたくなる大好きな場所の一つです。
結構な量の食材を抱えて、次はランチ場所の海鮮レストランへと向います。
噂(!?)のイケメンギャルソンが新鮮な生ガキと蒸した手長海老の大プレートを運んでくると、
私たちの歓談はひとまず静まり、食べる事に一挙集中です。
手長海老の頭の味噌まで、真剣に取り出している姿は、大昔旅行した福井のカニづくしを思い出す。
続いてメインの魚料理は、アンコウと少し悩んで結局鯛料理を注文。
さすが魚屋さんも経営しているレストランとあって、魚介類の鮮度が良く、
それを活かしたシンプルな調理法が日本人の口にとても合う。
それから場所を移して、ちょっとシュールな内装のカフェバーへ。
どっしりソファーと適度な暗さがとても落ち着き、何時間でも座っていたい。
ママたちは夏の予定を思い思いに語り合い、いい具合にリチャージした所でそろそろ家路につく時間。
こんな風に気分転換をした後は、気のせいか、子供への接し方もいつもより寛大でソフトになれる。
夕食の仕度も、普段の義務感が少し和らいで気分が軽い。
「適度な息抜き」は本当に仕事や家事の質・効率アップに繋がる。
この日は久しぶりにそれを身をもって感じることが出来た有意義な一日でした。
フランスにいる子供達は、いよいよ2か月の夏のバカンスに突入です。
息抜き、手抜きを上手に取り入れて、子供達とゆるく心地よくこの夏を過ごしたいと思います。
それではみなさま、ステキな夏を!BONNES VACANCES!
*写真:タブレット撮影。
Infos:
Restaurant "Paris-Pêche": http://www.paris-peche.com/
79, rue Crozatier 75012
Tel.01 43 47 45 47
Metro8番線 Ledru Rollin駅
Le Marché d'Aligre (アリーグル市場)
Place d'Aligre, 75012 Paris
01 45 11 71 11
月曜日を除いて毎日営業
Metro8番線 Ledru Rollin駅
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column by Michiko P.
日本、フランスで長年貿易の仕事に携わり
現在は新しいフィールドを模索しながら充電中
暇があれば、銀塩・デジタルカメラを持ってパリを遊歩する
仏人オットと娘2人の4人暮らし
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