-023.ワーカホリックなパパの誕生日

いつも(平日)は、仕事でほとんど家にいないワーカホリックなパパにとっての誕生日は、少しドキドキな日だ。

その日にたとえプレゼントやケーキがなくても、あるいは「パパ、誕生日おめでとう」という言葉が聞かれなくとも仕方がない。

まあ家族みんなが健康でハッピーに過ごしていれば、それはそれで良いではないか!

それでも、子供たちがパパの誕生日を覚えてくれているのか?は、少し気になるものだ。

 

4月28日、今年も審判が下される日がやってきた…。

朝一番に娘のアカリからLINEで「たんおめ~」と絵文字つきでメッセージが入った!

すぐに娘の部屋に入って「ありがとうネ!」と思わずお礼を言う…。

優しい娘はいつもパパのことを気にかけてくれる。

幸先が良い、嬉しい誕生日の朝だ。

 

いつもの時間に出勤し、普段通りに仕事をこなしてゆく。

だが、しかし、こういう日に限って、新たな仕事がいっぱい舞い込んでくるものだ。

本当に不思議なもので、これがワーカホリックのたる所以かもしれない。

そして、この日も、いつの間にか深夜の打ち合わせへ突入。。。。

打ち合わせを終えると、仕事先の方が気を聞かせてくれて、ビールで祝杯をあげてくれる、という。

ワーカホリックなパパは、ここで「行きましょう!家族もきっと寝ちゃってますから~」と軽口を叩いてしまう。

そして、また、いつものように終電帰りだ。

 

終電の中で息子からLINEのメッセージが入る。

誕生日を祝おうとしているらしきビデオだが途中で切れてる…

だがパパの誕生日を覚えていてくれていることには変わりない。

それだけでとてもハッピーな気分になる。

ありがとうタイキ。

そして、とりあえず、今年も、なんとかこの日を乗り切った。

 

その後、暫くしてのゴールデンウィークに入った休日の夕食後,突然、ローソクが5本立ったケーキが。。。

家族からのバースデイケーキ?!

予想外の展開だ…涙!

 

こうして、パパの誕生日は、理解ある奥さん、そして家族みんなへの心からの感謝の日に変わる。

また、この出来事に気分をよくして、思わず、仕事にムチが入ってしまう。

そして、またワーカホリックな1年が始まる。

 

 

column by 梶谷拓生/Takusei
 KAJITANI
エクスペリエンスデザインを仕事にしてます

技術やデザインやヒトを融合して新しい体験やサービスを創りだす仕事です

サッカーをこよなく愛し、今も地元チームのミッドフィールダーとして活動中

サッカー好きな長男、音楽好きの長女を持つパパでもあります