Family Portrait
白く透き通るような肌、ゆるくウェーブのかかった完璧なブロンド。
朝会うと必ず「MOE〜」と飛んでくるEA。ふたりは幼稚園からの幼なじみ。
そんなEAのママとパパはモデルでもあり写真家でもありマルチなアーチスト。
ファッショナブルで自由な雰囲気がいつでも漂う家族。
そして、フランスとフィンランドの国際結婚。
もちろん子供達はバイリンガルに育っている。
フィンランドの教育レベルの高さは有名です。
パリで、どんな生活? どんな教育?
ジェレミーとサンナにインタビューです。
-001.SANNA JEREMY LILIANE
photo©manabu MATSUNAGA ▶印をクリックするとスライドショーが始まります▶
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EA8歳とLUMI4歳のママSANNAはモデル、デザイナー、写真家、画家というマルチなアーチスト。
パパJEREMYもモデル、役者、写真家、映画監督、ピアニストと多才。
そんなふたりが期間限定(12月まで)でアトリエ&ギャラリーをオープンさせています。
上の写真はアトリエの前で撮影したもの。
その日も白いペンキで塗りたての床の上を、ふたりはスニーカーを履いて足跡を付けていました。
そして、びりびりに破いたTシャツをその上に置いて”足跡Tシャツ”を作成。
ママのSANNAは2011春夏のコレクションから"Sanna chez Agnes b."というコラボ商品を発表します。
世界中のアニエス ベー.で7デザイン発売されるそうです。
その関係もあり、今回のアトリエ&ギャラリーもアニエス本人からの短期提供だそうです。
アーチストをバックアップすることに積極的なアニエスの新たな試みも好感が持てました。
今後の予定として、地下のアトリエの壁に、こども達に自由に絵を描かせてみようか? などと考え中だとか。
ノエルもひかえているので、年末のイベントが楽しみです!
[There is a Forest in all of us]
19.rue du jour 75001 paris/ 10h-19h /chez Agnes B.
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そんなジェレミーとサンナの子育ては?
ジェレミー(J):”基本的なマナーは身につける”ということが前提で話します。
”こどもの話を良く聞くこと””こどもが自由で幸せでいること”このふたつが僕の教育。
というか僕の役割だと思っている。
子供達は夕方の学童保育や水曜日、ヴァカンスの学校などが好きではなく、(親のそばで)家で遊ぶのが大好き。
なので、仕事を夕方には極力入れず、一緒に過ごすようにしている。
サンナ(S):子供達に誰かのマネではなく彼女自身でいてほしい。
それには自然との接触がとても大切だと思うんです。
太陽が昇り、沈むことを体で感じられる感性、スローライフ、スローフード、、、。
最初から答えを用意しておくような教育はしたくない。
夢を見て想像力を養うような教育をしたい。
子供達は夏休みの2ヶ月間は毎年フィンランドの大自然の中で過ごします。
裸になり、サウナに入って、外に出て、サウナに入って、と体と心が解放されることを知っています。
フランス語とフィンランド語
(S)私とはフィンランド語で会話をします。
幼稚園までのフランスの教育はとても好きです。
絵をたくさん描かせるし、本たくさん読みきかせるし、映画や美術館へも積極的に行きます。
でも、小学校はフィンランドの方が私としては好き。
フランスの小学校は規則が厳しく、レールの上に生徒を乗せるような教育だと思うから。
フィンランドはまず義務教育が小学校から。
しかも、学年が混ざって勉強をします。1年生と3年生が同じクラスで、とか。
そして給食を食べておしまい。
ということは勉強以外のことをたくさんする生活なんです。
(J)3年生のエアはバイリンガル、幼稚園年中組のルミはフランス語を覚え中。
来年あたり1年ぐらいフィンランドに住もうと思っている。
二カ国語を話すというのは子供達にとってあたり前のこと。
でも、ふたつの文化を知るにはやはり住んでみるのがいちばん良い方法だと思う。
そんなチャンスや経験を子供達にさせることが、僕たちの喜びでもあるんだ。
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Sanna SAASTAMOINEN-BARROIS/サンナ・サスタモアネン・バロア
http://sannasaastamoinen-barrois.blogspot.com/
Jeremy BARROIS/ジェレミー・バロア
http://www.saaroi-lab.com/
photo by Matsunaga Manabu
Interpreter by Misako
Text by chocolatmag