Family Portrait
生き物の中で生殖機能が働かなくなっても生きられるのは、人間の女性だけだそう。
では、どうして人間のおばあちゃんは生きていられるのか?
それは、人間には知恵があり、それを伝えるため。
という論文が話題です。
生命体系にも影響するほどおばあちゃんの知恵は大切な物。
chocolatmagは、そんな関係にも視点をあてていけたら。
このファミリーポートレイトはできるだけ親子3代で撮り下ろしたいと考えました。
引き続きニーナ、エマ、ガエル3代インタビュー。
”マミーのレシピ” ガエルの特製ガトー&ニーナとエマのいろんなスナップ。
.003-NINA EMMA GAËLLE
エマとニーナの家はいたる所に家族の写真やステッカーが飾られている。冷蔵庫や部屋の扉、棚には額に入った写真....など。
それがたとえ紙切れだったとしても大切。ニーナが字を覚えたての時に書いた「TU ES LA PLUS BELLE DES MAMAN」
「ママンたちの中でママンがいちばんキレイ」というメッセージは宝物。
そして、↓額に入った写真はガエルが妊娠中のときのもの。ふざけたエマのパパがまねをしてお腹を出している写真とカップリング。
家族は大切。これは生きていくうえで基本だけれど、では何をして楽しもうか? ということをけっこう考えるというエマ。
ニーナが包丁を使えるようになってからは、料理のメニューを考え、食材をマルシェに買いに行き、料理をして、食べる。
全部二人(たまにガエルも参加)やるのが最近の楽しみだとか。二人が作ったタイ風の焼き鳥は絶品。
そして,サプライズノートも作っていて、好きなものを家族に向けて書くノート。(↓写真/中)
イースターの大きな卵に毎年ペイントをしたり、今年はまだ未完成。(↓写真/左)
完成する喜びを日常で感じられるようなことを、親子で体験できたら良いと思い、始めたそう。
そして、動物だって家族。これもガエルがエマへ、エマがニーナへ伝えた事のひとつ。
photo©manabu MATSUNAGA
”マミーのレシピ” ガエルの特製ガトー
母から子へ、おばあちゃんから孫へ、伝えたいもののひとつにレシピがあります。
ガエルからは”フォンダン・ショコラ”
小麦粉を使わないので誰でも食べられ、中はとろりと柔らかい最高のおやつです。
〈材料〉
チョコレート:250g
バター:100g
卵:8個
砂糖:大さじ2杯
塩:ひとつまみ
〈作り方〉
1)チョコレートとバターを湯煎して溶かす。
2)1)が冷めたら砂糖大さじ2杯と卵の黄身7個分を混ぜる。
3)卵の白身7個分に塩をひとつまみ入れメレンゲ状にする。
4)2)と3)を混ぜ合わせ、バターを塗った容器に流し込む。
5)180℃のオーブンで25分焼く。
出来上がり。
photo by Matsunaga Manabu
Interpreter by Misato Raillard
Text by chocolatmag