Study
-004.読書の秋
きっと、フランスの子供達と本はとてもとても近い存在。
小学校に入るとすぐに図書館で本を借りて、家で読んで、図書館に返す、という事を習う。
学校の帰りに図書館に寄って宿題をしたり、雨の日に図書館で過ごしたり。
お誕生日プレゼントも字が読めるようになると、オモチャより本をもらう事が多くなります。
もう10月。日が暮れるのが早くなってきたパリ。
学校から帰ったらおうちでゆっくり本を読む事が楽しみのひとつ。
そんな秋にchocolatmagはどんな風に本と関わっていこうかな?
ということで、MOEが一番好きな童話「眠れる森の美女」のモデルとなったと言われる、
ロワール地方のお城USSÉを晴れた秋の日に見学してきました。
その後、パリの図書館でシャルル・ペローの本をじっくりと読むことにしました。
お城の中の塔には「眠れる森の美女」の物語どうりに蝋人形が飾られています。
ちょっと怖い? ドキドキしながら見学スタート!
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お城の壁にはやっぱりバラがはっています。
使用人専用のようなここが塔の入り口。
狭い階段を登っていきます。
オーロラ姫が誕生しました。3人の魔法使いたちもお祝いに駆けつけています。
塔の狭い通路を進んで行くと展示のお部屋にたどり着きます。
お祝いに招待されなかった魔女が乗り込んできました。
塔の壁の隙間からお城の庭園が見下ろせます。
オーロラ姫を恨み、魔法で探しまわります。
魔法をかけられたオーロラ姫が、1台だけ残っていた糸車に近づいていきます。
展示のお部屋との間に、屋根裏部屋をイメージしたちょっと怖い通路。住人は野良猫。
オーロラ姫が眠っている間の何年もの間、鳥たちもそのときのまま眠っています。
でも、バラだけはどんどん伸びて部屋を覆い始めました。
王子の戦いによって倒された魔女。魔法も解けてオーロラ姫も目を覚ましました。
展示を見終わって庭園をお散歩。お話にちなんでか? 薔薇がたくさん咲いていました。
美術館や知らない街に行って、必ず買うその土地に由来した模様のコイン。そしてUSSÉ城のスノーボールと塗り絵。
そんなことも、楽しみのひとつです。
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USSÉ城はどんなところにあるのでしょうか?
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見学の次はパリに戻って本で読んでみます
見学の数日後、パリに戻って今度は[眠れる森の美女]の本を読んでみることにしました。
パリ市内ではほとんどの場合、自分の家から徒歩で行けるところに図書館があります。
これはとても素敵な環境だと思います。
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図書館の子供の本のフロワーで、まずはコンピュータで検索してもらいます。
2冊の本がみつかりました。
クラシックな絵にも時代を感じます。
ディズニーの絵も好きだけれど、こちらもとても気に入りました。
辞書のようなこんな表紙のもう一冊。
こちらはちょっと絵が怖い?
図書館内の読書コーナー。リラックスして何時間でもいれそうです。
残りは家に帰って読みます。
今回の体験で、MOEはシャルル・ペロー本人にも興味を持ちました。
次はそんなことも含めて、調べてみるのも良いかもしれません。
chocolatmag.[読書の秋]おしまい。
photo by Matsunaga Manabu
Text by chocolatmag