Study
-010.夏休みの宿題
知ってた? フランスでは”夏休みの宿題”はないんです。
しっかり2ヶ月間のヴァカンスは勉強を休みます。
日本の夏休みの宿題”自由研究”って、こども達の日常を切り取ることで出来上がっちゃうことがある。
そんな興味深い体験ができるような、夏休みを送りたい。
とchocolatmagは考えました。
宿題出されていないけど、勝手に”自由研究”発表です。
8歳児は岩場を歩くのが大好き。そして物作りが得意です。
ノルマンディの小さな海YPORTで出会った生き物達。
浜の特徴を生かした遊び。
冷夏で泳げなかったけれど、こども達は楽しいことは自分で作り出すのです!
この海にはどんな生き物がいるんだろう? <生物研究>
photo©manabu MATSUNAGA ↑▶印をクリックするとスライドショーが始まります↑
YPORTはノルマンディ地方北の小さな浜です。人気観光地のエトルタから10km。
切り立った白い岩場に囲まれた石ころだらけの小さな浜は、昔漁村として栄えました。
潮の満ち引きが激しく、刻々と浜の様子が変わっていきます。
3日間この浜に通って、引き潮の時に現れた岩場を探索です。岩の間に取り残された海水。
そこには小さな魚や海老、カニが!!そして、海の中にゆらゆらと生えているはずの海藻の絨毯の上を滑らないように歩く。
国語の教科書に出てくる”イソギンチャク”も発見、触る、吸い付く、縮む。。。
岩の色も丸く白かったり、もっと沖へ行くと茶色のとげとげの形だったり、全てが”自然が作り出した形”ということに改めて驚きました。
石コロコロの浜では、創作意欲がわき上がります。〈作品作り〉
photo©manabu MATSUNAGA ↑▶印をクリックするとスライドショーが始まります↑
冷夏のフランスのバカンス。北の海では泳げない夏は毎年のことです。なので、こどもたちは浜で遊ぶ達人。
砂浜では得意の砂遊びを、でもこんな石コロコロの浜が初めてのchocolatmagのこども達。
「歩きづらいねー」「敷物敷いてもおしりいたいね」などと文句を言いながらも、すぐに遊び始めました。
ここの石の特徴は丸く、白く、穴が開いているものが多いのです。そして、ふのり、わかめ、昆布などの海藻が豊富です。
まるで人の顔のよう! ということでさっそくそんな石を探して拾います。海藻を髪の毛に仕立て、、、。
楕円ではなくビー玉のようなまんまるの石に合う、大きめの穴のあいた石を探してセットにしてみたり。
そして、わかめを海から穫って来てハートの形を作り出しました。
どんなところでも、極端な話し紙と鉛筆だけでも何か作り出せるはず。
そんなこども達のこんな創造力と想像力を大切にしていきたいです。
photo by
Matsunaga Manabu
Text by chocolatmag