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-011.Cocteauをもっと知りたい!

chocolatmagのこどもたちの家の冷蔵庫にはJean Cocteauのマグネットが貼ってあります。

使っているマグカップもコクトーの猫の絵が書いてあります。

ポストカードや写真集や自伝などが部屋に置かれています。

こどもたちにとってコクトーは画家。

でも「映画監督もしてたんだよ、詩人として最初に有名になったのかも?」といろいろなことを知らせると、

とっても興味を持ったようです。

「まだ生きてるの?」「パリの近くの村で亡くなったんだよ」

「そこには何かあるの?」「コクトーが礼拝堂に絵を描いて、その床の下に埋葬されているよ」

「行ってみたい!」「去年の秋からはコクトーが亡くなるまでの十数年住んでいた家が見れるよ」

「行きたい! 絶対に行きたい!」

ということで、

さあ! Maison Jean Cocteauへ行ってみよう!

 

秋のある晴れた日に、chocolatmagのこどもたちはパリから60km離れた村Milly-la Forêtへ向かいました。

この村はハーブの栽培でも有名で、コクトーが晩年愛した村ということでも知られています。村の外れの礼拝堂Chapelle Saint Blaize des Simplesの壁画を彼が描き、その地下に彼が眠っています。今でも礼拝堂の敷地には数十種類のハーブがこじんまりと植えられています。そこから300メートルほど離れた場所にコクトーは家を買いました。

お堀に囲まれ、広大なお庭があるシャトーのような館、

photo©manabu MATSUNAGA                                                           ↑▶をクリックするとスライドショーが始まります↑
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Maison Jean Cocteau

コクトーは人生の最後17年をパリを離れミイ・ラ・フォレで過ごしました。

この村に戻ることを”世俗からの避難”と彼が言ったように、ここには彼の求める安らぎや楽しみや製作意欲の源...

すべてが揃っていたという。

 

屋敷の中へ入ると、まずはコクトーの代表的な作品、映像、年表などがコラージュで展示されています。

そして、住居のレイアウトをほとんど変えずに展示されていて、まるでまだ生活しているかのようです。

2階へ上がると作品、彼の活動のほとんどが展示されています。

 

一歩外に出ると、お堀のある綺麗に手入れされた庭園へ。

アネモネ、ポピー、そして野草などが咲いています。

かもの親子が泳ぐ小川を越えると、野性味のあふれた散歩道が続き、ちょっとしたところに彫刻などのオブジェが置かれています。

 

「コクトーもここを散歩したんだね」と、こどもたち。

コクトーが生きていた時のことを想像し、自分たちが今そこにいることをなんだか不思議に思う。

そんな体験をした秋です。


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Maison Jean Cocteau

15, rue du Lau  91490 Milly-la-Forêt
☎+33 (0)1 64 98 11 50

大人:7€/学生:4.5€(9歳以下は無料)

3月から10月:10h−19h(月・火曜日定休)

11月〜1月15日:14h-18h(月・火曜日定休)

1月16日〜2月は土日のみ開館:14h-18h

photo by Matsunaga Manabu
Text by chocolatmag