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-014.ルパン3世のおじいちゃんを訪ねて
ルパン三世がテレビアニメシリーズで27年ぶりにスタートしました!
なぜこんなに喜んでいるかというと、chocolatmagのこどもたちはルパン三世が大好きなんです。
1972年から始まったシリーズ1(23話)ルパンのジャケットはグリーン、1977年〜のシリーズ2(155話)ルパンのジャケットは赤、
1984年〜シリーズ3(50話)ルパンのジャケットはピンク、とすべて見ています。
今年、40周年のルパン三世。
シリーズ4の[LUPIN the Third ~峰不二子という女~]は不二子ちゃんが主人公でスタートです。
ルパン三世は、フランス人作家Maurice
Leblanc/モーリス・ルブランの小説の主人公であるアルセーヌ・ルパンの孫という設定です。ルパン三世の映画「カリオストロの城」はルブランの「カリオストロ公爵夫人」を、テレビアニメシリーズ「ルパン三世颯爽登場」はルブランの「アルセーヌ・ルパンの逮捕」を、「脱獄」はルブランの「アルセーヌ・ルパンの脱走」を、「フウテン探偵」はルブランの「獄中のアルセーヌ・ルパン」を参考にしたと言われています。
ルブランが20年以上住み、そこでほとんどのルパンシリーズが書かれたという、モールス・ルブラン記念館。
通称 アルセーヌ・ルパンの隠れ家/Clos Arsène Lupin ルパン三世のおじいちゃんの家を訪ねて!
ルブランの家はノルマンディのエトルタという街のはずれにあります。
19世紀の美しいヴィラと庭園は今もきちんと手入れされ、今にもルパンが、ルブランが現れそうです。
ヴィラの中に入るとまずは、ルブランが小説を書いていた書斎へ。
ルブランの語りかけが始まります。
このヴィラを探索し「奇巌城」に隠された暗号を解き明かせ! というもの。
第2の部屋には、盗んだ財宝、トレードマークのマントとシルクハットなどが置かれたルパンの部屋を再現。
二階へ上がると第3の部屋、暗号の数字を解き明かすヒントが部屋中にあります。
数字を母音に、カンマを子音に置き換え、5行目からAiguille creuse(エギーユ・クルーズ)という単語を導き出すことができる。
[奇巌城]です。
第4の部屋は紳士でオシャレなルパンのクローゼット。
第5の部屋は変装をするためのメイクルーム。
第6の部屋は財宝を隠した[奇巌城]の中を映像と共に体感できます。
ヴィラをひとまわりすると、もう気分はルパンを追う高校生探偵イジドール・ボートルレになっています。
さぁ! 次は奇巌城へ!!
エトルタの海岸を見下ろす断崖絶壁の丘へ。
白い石灰質の岩がくっきりと目立ちます。
切り立った崖にはフェンスもなく、覗き込めばそこは海です。
象の鼻の形をした大きな岩があり、その向こうの海の中に尖ったAiguille creuse(エギーユ・クルーズ)奇巌城が姿を見せます。
そうそこには暗号がまたしても。。。
種明かしは本を読んでのお楽しみ!
カモメはすぐ近くまで来るし、石ころも海岸は真っ白。
澄んだ水の海は、夏でもないのに人々がくつろいでいました。
そして、エトルタの街を歩くと、至る所にルパンが!
そう、ルブラン”国民的英雄、ルパン”を創造し貢献したとしてレジオールドヌール勲章と授与されています。
それだけ、ルパンもルブランも愛され続けているのですね。
その孫ルパン3世も、40年の月日を経てこどもとおとなの人気を博しているのです。
Le Clos Arsène Lupin, Maison Maurice Leblanc
15, rue Guy de Maupassant 76790 Etretat
☎+33(2)35 10 59 53
おとな:6,75 € / こども(6〜16歳):4,25 € / 5歳以下無料
10月1日〜3月31日毎週末開館:11h00-16h45
4月1日〜9月30日無休:10h00-17h45.
12月12日.1月1日休館
photo by Matsunaga Manabu
Text by chocolatmag