Style
-016.Vacance 2012
chocolatmagの夏休み
2ヵ月間の長い夏休み。
フランスならではのヴァカンスSTYLEに今年は挑戦です。
1週間単位でキッチン付きのレジデンスや1軒屋を借りて、ゆっくり過ごすのがスランス式。今まではレジデンスに泊まっていましたが、初めて1軒屋を借りてみることにしました!!
1軒屋を探すポイントをchocolat mamanはこんな風に決めました。
*海まで歩いて行ける
*お庭で食事ができる
*こどもたちにひとり部屋を
さて、2012年はどんなヴァカンスになったかな?
”海の底”散歩を毎日楽しみました
LE CROTOYに2週間滞在したchocolatmagのこどもたち。
今回でこの街に滞在するのは4回目。
潮の満ち引きが激しい入り江という海は、毎日違う表情を見せてくれます。
引き潮のときには、対岸まで歩いて行けそう。
「さっきまで海だったんだよね。だったら今歩いているのは海の底だね」
そう、そんな不思議な気分で何キロも毎日散歩しました。
貝の潮吹きを見たり、小さな蟹を捕獲したり、
コルベット・グリーズ(小さなグレーのエビ)を捕まえたり、
カモメの近くまで行ったり。
海底半分、陸半分という立地に生えているサリコーンを捕ったり。
楽しむことはたくさんあります。
北の海だってお天気が良ければ泳ぐことも出来る。
遠浅の海は小さいこどもにとても優しい。
そして、自然が与えてくれるものは限りなく豊かでダイナミックな体験。
自分だけのお部屋で過ごしました
parisの家では、自分だけのお部屋がありません。
もうすぐ10歳のMOEは、ひとりでゆっくりくつろげるお部屋が欲しい。
そんな願いがヴァカンスの数週間だけ叶いました。
ベッドルームが4部屋あるうち、選んだのはいちばん小さいけれど、ブルーとベージュのインテリアが素敵なお部屋。
チェストの中に自分の宝物達や本を並べました。
そして、自分でコーディネートした洋服をキレイにハンガーにかけました。
普段はひとりで寝るのが怖かったりするMOEなのに、1日目からお部屋にこもり、本を読んだりスクビドゥをしたり。
MEIやMIAも自分の部屋やお庭があるので好き勝手に遊んでいます。
ケンカがほとんど無い事にみんなビックリ!
「やればできるね〜」
そして、お庭で食事。
Chocolat papaが食事を作っている間にみんなでテーブルセッティング。
「お庭は虫がいるからヤ!!」というひとは、サンルームで食べました。
いろいろなことがいつもと違う。
ちょっと特別で、ちょっと自由。
そんな気分もヴァカンスではとっても大事だね。
街歩きで歴史をちょっと知る
古くは、ジャンヌ・ダルクが捕らえられていた街。
銅像があったり、通りに名前が付けられていたり。
そして、湿地帯に囲まれ、潮の満ち引きが激しいこの入り江は、三つの戦争で戦いの地となりました。
そんな歴史を街を歩きながらはなします。
港で開かれる週一回のマルシェでは、特産品の数々が並びます。
ゆっくりと長く過ごすヴァカンス地ならでは、手芸品の屋台があります。
アペリティフにはソシソンの数々が。
ほんのり甘いガトー・バチュというフワフワのお菓子。
マルシェに飽きたこどもたちには、メリーゴーランドやペッシュ・ド・カナーの屋台があります。
そして、フランスのバカンス地を回っているサーカス団。
夕食の後、家族で出かけます。
週末は”ピエロ”のお祭りがあり、パレードやコンサートが開かれました。
こどもたち対象のサーカス体験が海の見える公園でできるのです。
街中でヴァカンスを楽しむ。
普段は共働きでこどもとの時間がフランス人は少ない。
なので、このときは家族で全力で楽しむのです。
もうヴァカンスも残すところ1週間。
「Le Crotoyでカニ捕まえたよね〜」
「お庭で食事して楽しかったね」
「またあの家に泊まりたいな」
「教会に船がいっぱい飾ってあったよね」
と、たくさんの想い出話をしています。
こんなスタイルの心に残るヴァカンスが過ごせて、良かったね。
LE CROTOY ってこんなところ。。。>>>[夏休みの宿題2010][夏休みの宿題2012]
photo by Matsunaga Manabu
Text by chocolatmag