Style

-019.L'exposition 2013/JACQUES DEMY<1>

パリは美術館やアートスペースがたくさんあります。

学校ではプチ・パレへ出かけたり、ルーブル美術館へ出かけたり、植物園へ出かけたり、映画を観に行ったり課外授業がとても盛んです。そして、その後にインスピレーションを形にするのがパリこどもたちのカルチャー・スタイルです。

 

8月まで、大好きな大好きなJACQUES DEMYのエクスポジションが開催されています。

 

もえが3歳の時に初めて見たのが「ロシュフォールの恋人達 / Les Demoiselles de Rochefort」です。双子のデルフィーヌとソランジュのまねをして何度も観て踊っていました。10歳の今では全曲正確に歌える程です。
7歳のめいは、習い事を決める時に「ロシュフォールの恋人達の最初の曲みたいに踊りたいんだよ」と、クラシックバレエを習い始めるきっかけになりました。
5歳のみあは幼稚園の課外授業で「ロバと王女 / Peau d'ane」を観て、クラスみんなで1冊の「ポダンヌ帳」を作りました。

 

ジャック・ドゥミはchocolatmagのこどもたちにとって、とても身近な映画監督なのです。
このエクスポジション開催中に、パリ中でいろいろなイヴェントが催されています。

それならイヴェントにも積極的に参加して、いろいろな角度でジャック・ドゥミを見てみよう!

というのが今回の[Style]です。<1:エクスポジション><2:イヴェント><3:こどもたちの作品>3回に分けてお届けします!

 

まずはLA CINÉMATHÈQUE FRANÇAISEのエクスポジションへ!

photo by Matsunaga Manabu


会場の一画に[シェルブールの雨傘 / Les Parapluies de Cherbourg ]のいろいろな部屋の壁紙を再現してあって、みんなそこで記念撮影。好きな壁紙を選びました。どのシーンかわかったらすごい!

 

 

美術館や大きな教会へ行くと入り口でもらえる、エクスポジションの《こどもMAP》とは?

 

こどもたちが、より深く、楽しく、飽きないように会場を見て回れるような仕掛けのあるMAPです。

今回のエクスポジションは、こんなカラフルで今にも踊り出しそうな[ロシュフォールの恋人たち]の写真のコラージュです。こどもたちには[ロバと王女]の2本が大人気。王女の影絵が付いているプレートが会場の14カ所に貼られています。それをすべてチャックしていくと、いつの間にかジャック・ドゥミのことを知ることができます。

 

その後、もう1回このエクスポジションに行きました。「また行きたい! 1日中そこにいたい」と言っているのは5歳児のMIAです。ジャック・ドゥミの世界観の中にいれる幸せを感じたようでした。


次のSTYLEでは、パリを挙げてのジャック・ドゥミのイヴェントなどに子供達がどんな風に参加するか? を紹介します!

INFO:LA CINÉMATHÈQUE FRANÇAISE

[LE MONDE ENCHANTÉ DE JACQUES DEMY]

4月10日-8月4日

営業時間

月、水〜金曜日:12h-19h.

土・日・祝日・ 学生のお休み (5/12まで、7/3〜8/4まで) : 10h-20h.
木曜日: 22h.まで。
火曜日休館

 

料金

大人 : 10€
18歳以下: 5€
Libre Pass : 入場無料
エクスポジション + 美術館 : 12€

http://www.cinematheque.fr/

photo by Matsunaga Manabu
Text by chocolatmag